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長期的な歯周病菌が人間のアルツハイマー病に似た脳神経の炎症と退行を誘発することが、マウスを使ったイリノイ大学の研究で示されたことで、歯周病がアルツハイマー病の発動因子に成り得る可能性が示唆されました。

歯周病と認知障害が緊密に結びついていることは、これまでの研究でも示されていますが、歯周病菌への曝露がアルツハイマー病患者に見られる老人斑の形成につながることを示したのは、今回の研究が初めてのことです。

研究を率いた渡辺恵子教授は、歯周病菌が脳に与える影響がこれほど大きいとは予想していなかったと言います。

今回、10匹の野生型マウスに、22週に渡ってバクテリアを経口投与し、その脳組織を同数の対照群のマウスと比較したところ、慢性的にバクテリアに晒されたマウスの脳は、アルツハイマー病患者に見られるアミロイドβの蓄積量、および脳神経の炎症や退行が多く、完全な神経細胞の数が少ないことが示されました。

トランスジェニックマウスに依存する他の研究と違って、野生型マウスモデルを使った今回の研究は、口から脳へのバクテリアの移動と、バクテリアへの慢性感染が脳神経に及ぼすアルツハイマー病に似た影響をより強調するものであるとする渡辺教授は、口以外の病気を予防し、健康を維持するためには、口腔内を清潔に保つことが非常に重要であると述べています。

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